Victorの音楽メディアブランド「Cheri(シェリ)」。
注:"e"の上に"'"がつく。
この商品は10mmケースの10枚組。ヤマダ電気で1,300円で購入。(05/03/11)
今度はVictorの音楽用CD-Rです。Victorと言えばご存じシステムオーディオからカーコンポまで、音楽業界を支える老舗的存在です。そのVictorからは、現在(2005年5月末現在)3種類のオーディオディスクがエントリーされています。
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フラッグシップモデルと思われるのが黒いパックの「CD-A80XQ10」です(74分モデルは型番の"80"が"74")。メーカーサイトによると「音楽録音に最適化した専用スタンパ」を採用しているとのこと。4月20日に発表されたが、すでに店頭でもよく見かけます。5色カラーでディスクレーベル。表面には罫線も引いてあります。
次がこの「CD-A80XP10(74分モデルは型番の"80"が"74")」。Victorの音楽用メディアで唯一プリンタブルになっています。また、メーカーサイトで「日本製」を唯一謳っているモデルでもあり、実際に調べてみたら太陽誘電製であることが分かりました。こちらも専用スタンパを使用していることが明記されていました。
もう一つが「10CD-A80N(74分モデルは型番の"80"が"74")」。表面はゴールドディスクで、同じく「専用スタンパ」採用とのこと。
これら3つのタイプには、TDKに見られるような品質的な差異やターゲットとする購買層の違いはメーカーサイトからは読み取れませんでした。また、データCDではラインナップ全てが「RiTEC@台湾産」だったが、音楽用ではどうやら誘電製のようです。このあたりの経緯は不明ですが、音楽メーカーとして、音楽用メディアに意気込みをかけているような気がします。誘電製の御利益があったのか、エラー値はやはり良好な数値を示しています。52倍速で大きく跳ね上がっています。さすがにここまで速く焼くと厳しいようです。ただ、その他はすべてC1で0.2~0.4に収まっているという優秀さ。ロットによる個体差があるものの、こういった優秀なロットが存在すること自体は歓迎すべきことでしょう。
(05/05/29up)