このタイトルを見て、誰もが連想するのは、アーケードで「ナムコ初のロールプレイングゲーム」「カイとギルを同時に操作」でおなじみの、あの、「リターン・オブ・イシター(イシターの復活)」では無かろうかと思います。
おお、あのゲームがファミコンでできるのか。ちょいと嬉しく思ったのは私だけではないはずです。
えーと、お知らせします。イシターの復活とはまるっきり違うゲームです。つーか、とんでもないクソゲーです(笑)。
イシターは敵を攻撃できません。ひたすらジャンプで避けて、宝箱を開けながら扉へ向かう、というのが基本内容です。このジャンプが曲者!ボタンさえ押し続ければとりあえず天井まで行くことができるし、左右にも行けます。ただし、天井に頭をぶつけてしまうと操作不能になってしまいます。また、ボタンを押し続けると加速がつきます。このあたりの慣性を上手に使いこなせなければ、このゲームをクリアすることは到底不可能です。
このゲーム、初めてやったとき、とりあえず1分で電源を切りました。そして1週間近くほったらかしにしていましたが、最近やってみたらとりあえず10面くらいまでやりました。始めてプレーしたときはあまりのクソゲーぶりにあきれてしまいますが、慣れてみると意外にやり混み要素も強く、場合によってはハマってしまうかも知れません。
「ナムコ」とか「イシターの復活」の幻想を捨て去るところから始めましょう。どこかのマイナーメーカーがシャレで作ったクソゲーをものの試しにやってみるか、という気持ちでやれば、案外楽しいかも・・・。
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