アイレムが誇る迷作「スペランカー(カセット番号03)」の陰に隠れがちな本当の名作「スクーン」です。(カセット番号04)
自機は潜水艦(?)で、敵を撃破しつつ捕虜となった見方を次々に救助します。
各エリア、一番始めにナマコが登場します。こいつを連打で破壊するとネックレスのようなものになり、自機が増えます。ぼーっとせずにやっつけましょう。魚やカニなどの敵にぶつかれば一撃でアウトです。その代わりミサイルや魚雷(?)は撃ち放題です。連射も若干できるのでガンガン打ち続けましょう。
このゲームの最大のポイントは「補給」にあります。自機は頻繁な補給が必要(満タンで60)で、何もしなくてもこの数字がどんどん減っていきます。ゲームの合間合間で「補給」していかなければなりません」。補給方法を知らなければこのゲームは3分以内に終わってしまいます(笑)。補給方法は、
1)捕虜となった味方を9人あつめる…9人集めた時点で海上に補給艦が登場し、合体すれば補給アイテムを落としてくれます。強制スクロールのゲームのため、画面左端で補給してしまうとアイテムをとれずに終わって涙をのむことになるので要注意!
2)カニを撃破して登場する金塊のようなものをとる…そうすれば、やはり補給艦が登場しますので以下同文。ただし、かなり短時間で金塊は元のカニに戻るので要注意!カニにふれれば当然一撃死です。
この「補給システム」がこのゲームのミソであり、比較的難易度の低いゲームに緊張感を与えてくれます。
なお、鮫は触れても自機はやられません。なんとこの鮫、捕虜となった味方が海中に放り出されたとき、その捕虜を食べてしまうために(!)存在します。当たっても平気なので、見かけたらガッツンガッツンたたきつぶしましょう。
水圧に押しつぶされることなく、体の大きさからいえば驚異的な泳力で(秒速20m程度)海上へと上がっていく捕虜、鮫に触れても何ともないのにカニに触れると沈没してしまうわずか3分しか潜水できない潜水艦、しかも潜水艦はミサイルと魚雷の貯蔵は無制限、と、ナンセンスさ満載のファミコン初期の名作、オススメです!
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