さて、それでは基本編としてTMPGEnc2.5を使用してのエンコードのやり方から解説します。このあたりはもういいよ、という方は↑の「VCD検証部屋」タブをクリックして次へ進んでください。
まず、プロジェクトウィザードを開きます。ここで、通常なら一番上のVCD(CBR)フォーマットを選択するのですが、MVCD用のテンプレートを選びましょう。なお、MVCD用のテンプレートの導入については、MoleVCD 2003 を参照してください。

また、当サイトが検証の末用意したテンプレートもあります。テンプレートをダウンロードしたい方は「検証7」をご覧下さい。

何はともあれ、フォーマットをを選んだら「次へ」をクリックします。 

続いて映像ファイルを選択します。上手く挿入できたら「次へ」をクリックします。なお、通常アスペクト比等は自動的に認識されるので変更する必要はありません。
次にソースの範囲とその他の設定をします。ソースの範囲の設定では、必要のない部分を切り取ってエンコードすることができます。チェックボックスをクリックすると、下のような画面になります。バーをスライドさせて「○○フレームに設定」というボタンをクリックすると開始(終了)点を設定できます。写真の場合だと、青くなっていない部分はエンコードしないということになります。選択部分だけを削除したい場合(CMカット等)は、選択してから「カット編集」をクリックすればOKです。

範囲設定が終わったら「OK」をクリックして元の画面にもどり、「その他の設定」をクリックします。

 本サイトでは基本的に「固定品質」と「2パスVBR」でのエンコードを推奨しています。「レート調整モード」で変更してください。
 固定品質の場合は、ビットレートとCQの数値を設定します。2パスVBRの場合はビットレートの数値を設定します。なお、無料版TMPGEncを使用している場合は「2パス(旧方式)」しか選べないようになっていますが、通常は「2パス」の方が画質面でいいようですのでここで変更しておきましょう。また、最小ビットレートを割り込まないにもチェックを入れた方が画質がよくなる傾向にあります。

 全ての設定が終わったら「OK」をクリックして次へ進みましょう。

※テンプレートで本来のVCDの解像度である「352×240」以外を選択してエンコードし、CDに焼いてプレイヤーで再生したときに不具合が起きる方は、テンプレートで規格通りのものを選び、ここで「サイズ」のロックを解除して解像度を設定すると上手くいくことがあるそうです(情報提供:ヒゲオヤジさん)

 ここでもビットレート等の設定をすることができますが、全て終わっていますので「次へ」をクリックします。
 エンコードを1回だけするつもりなら「直ちにエンコードを開始する」にチェックを入れて「OK」」です。寝る前とかにまとめてエンコード設定をして一気にやる場合は「続けて〜」にチェックを入れて「OK」をクリックし、再びエンコード設定を行います。